いよいよ飛び出した ”核” 発言
イスラエル長官「核攻撃」言及に波紋広がる…アラブ22カ国が強く反発
極右政党所属のイスラエルの閣僚が、「ガザ地区に民間人はいない」とし、核兵器使用の可能性に言及したことで波紋を呼んでいる。アラブ諸国は人種差別的な考えをあらわにしたと強く反発しており、イスラエル政府は閣議への参加を禁止し、鎮火に乗り出した。
「ハレッツ」などイスラエルの現地メディアによると、イスラエルのアミハイ・エリヤフ文化遺産担当相は5日(現地時間)放送のラジオ番組に出演し、「ガザ地区に対する核兵器使用も選択肢の一つだ」と発言した。
エリヤフ文化遺産担当相は「ガザ地区に今、非戦闘要員(民間人)はいない。したがって、ガザ地区への人道支援は失敗に終わる可能性がある」と述べた。さらに「非戦闘要員がいなければ核攻撃も選択肢になりうるのか」という質問に対し「それも一つの方法」だと答えた。
エリヤフ文化遺産担当相の発言が知られると、アラブ諸国は直ちに強く反発した。アラブ圏22カ国の集まりであるアラブ連盟(AL)は声明を発表し、「イスラエルのエリヤフ文化遺産担当相の人種差別的な発言が明らかになった」とし、「エリヤフ文化遺産担当相は自分たちが核兵器を保有していることを認めただけでなく、イスラエルの恐ろしい人種主義者たちがパレスチナ人をどうみているのか、その現実を確認させた」と指摘した。230万人に近いガザ地区住民全体を絶滅させなければならない対象とみなしているという指摘だ。 波紋が拡大すると、ネタニヤフ首相は同日夕方、エリヤフ文化遺産担当相のすべての閣議への出席を今後通知があるまで禁止すると述べた。
(the hankyoreh)
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10月7日にハマスが第一撃をイスラエルに加えたあと、イスラエル高官は、『パレスチナ人はヒト型動物』と吐き捨てた。日ごろから人間と見なしていない思考が露呈した形。 なるほど、病院、学校、難民キャンプ、救急車を空爆するはずだ。
もともとイスラエルは220万人のガザ市民をエジプトに押し出す算段だった。だから7日の攻撃について複数の前情報を入手していても動かなかったし、ガザとのボーダーに沿って監視に当たっていたイスラエル兵が、不穏な動きを報告しても上層部は無視を続けた。エジプトからの警告もスルー。
7日の攻撃後のネタニヤフのにやけた顔が印象に残る。『待ってました』の本音じゃないのか。
イスラエルは本気で第三神殿の建設に乗り出すつもりなのか・・。そのためにはイスラム教徒にとっての第三の聖地、岩のドーム を破壊しなければならない。神殿の建設場所は嘆きの壁の上でなければならない。
そんなことを実行したら、20億人のイスラム教徒が世界中で一斉蜂起するだろうね。ハルマゲドンの勃発だ。正気の沙汰じゃない。
しかし今のイスラエルに正気はない。あるのは狂気のみ。核使用発言も腑に落ちる。当面目が離せない状況は続きそうだ。