ガザの地獄が闇に葬られている...

 国境なき医師団のターニャ・ハジハッサン医師は、水や食料、医薬品が不足して、ガザの病院は苦しみの連鎖状態にあると語った。 傷の手当てに使うガーゼや外科手術に必要な器具などの必需品は底を突きつつあり、負傷者は麻酔も痛み止めもないままの治療を強いられているという。

 ハジハッサン医師によれば、妊婦が強いストレスを受けると流産や早産が増え、赤ちゃんが危険にさらされる。電力の枯渇は、人工呼吸器や透析装置などの医療機器を必要とする患者にとって「死の宣告」に等しい。 早産の赤ちゃんは保育器や呼吸器、輸液ポンプを必要としており、その全てが電力に依存する。「それがなければ早産児は生き延びられない」

 人道支援組織の「ケア・インターナショナル」は10月30日、妊婦たちが麻酔なしの帝王切開を強いられていると伝えた。病院の空きがないために、産後はわずか3時間で退院させられているという。

 ガザ市の自宅から南部のハンユニスへ避難した妊娠9カ月のアマルさん(仮名)は「もし帝王切開が必要になったらどうしよう。どうやって出産するの? 病院には発電機がない。残る電力も途切れたら? それ以上に危険なのは、麻酔がないこと。病院に医療はなく、衛生もない」と不安を訴えた。

 ハジハッサン医師によると、狭い場所に大勢の人が避難していることから、下痢や肺炎などの呼吸器感染症が流行しているという。「私たちは炎の下に、死の下に、民族浄化の下に、不公正の下にいる。今起きていることをその目で見ながら黙っている世界の不公正の下に」。シファ病院に避難しているムスレさんは訴えた。

(CNN.co.jp)

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 ガザ監獄の中は阿鼻叫喚の地獄絵だ。西側諸国はなぜもっと激しくイスラエルを非難しないのか。

 今日も女性子供が空爆によって殺されている。妊婦は麻酔無しの帝王切開を強いられている。電力が無ければ生まれて来る未熟児は全員死亡する。

 これがこの世の地獄でなく、なんだというのだ。

 

犠牲者の過半は女性や子供たち...