ガザの完膚なき空爆は終結後のインフラ工事のため?

 世界中で停戦の声が上がっても、イスラエルは一顧だにしない。米国も停戦反対の意向を表明している。イスラエルは最初からガザの土地を根こそぎ収奪する算段であることが露になって来た。エジプトへのパレスチナ人の移住計画が暴露されても、否定していない。邪魔な民族を200万人まとめて隣国へ移住させるなど、ふざけた話だ。エジプトはイスラエルから主権国家と見なされていない証左ではないか。

 米国の反対は毎度のこと。どうせい瓦礫の廃墟と化したガザにイスラエル人がなだれ込んだあと、巨大インフラ利権を虎視眈々なんだろう。毎日女性子供が容赦なく殺害されていることなど眼中にない。何事もなかったように、イスラエル人ら入植者のための住宅、道路、学校、病院、橋梁ほかを狙ってゼネコンが手ぐすね引いている。戦争は軍事兵器、武器、弾薬の販売から上がる利益だけではない。廃墟になった場所に新たに都市を建設する、その需要が莫大な利益を生む。

 世界は、湾岸戦争後になだれ込んだ、チェイニー副大統領が会長を務めていたハリバートンや、べクテルなど嫌と言うほど見せつけられたではないか。

 

政治家がカネ儲けをしているのか、カネ儲けしてるヤツが政治家やってるのか・・

 パレスチナ人の屍の上に築かれようとしているこれらのインフラ。まさに人柱だ。なぜこれほど徹底的な空爆でガザを廃墟にしようとするのか。『ハマスを殲滅するためだ』と連呼するイスラエルだが、終結後のインフラ工事を効率よく進めるためもあるんだろう。米国と既に話が付いていることじゃないのか。

 戦争で巨利を得ようとする者たちにとって、パレスチナ人はイスラエル高官が言い放ったように『人間ではない』かのようだ。こんな残虐なジェノサイドが許されるはずはない。

 イスラエル欧米には必ず大災厄が襲う。もう既に西側の瓦解は始まっている。天文学的に膨張する債務、劣化する不換紙幣、人口減少、難民の大流入

 しかし世界を支配する本当の奥の院の者たちは、欧米の瓦解すらカネ儲けのネタにするんだろうね。

 彼らはパックス・アメリカーナ後の世界を俯瞰している。次の覇権国は中国だと。ロスチャイルド金融帝国と共産中国との話はもう既に終えている。

 負け組の欧米の忠犬として際限なくカネを毟られ続けている日本の貧困化ももう止まらない。FRBは昨年500億ドルの債務超過に陥ったが日銀はまだ低金利のおかげで何とか逆ザヤにはなっていない。

 しかし2%を金利が超えてきたら債務超過に落ちるのは早いだろうね。ドルよりも先に円がサドンデスするかもしれない。

 その時は新円発行に乗じて禁じ手のデノミを強行するんじゃないのかな。

 まさか来年春の新札切替時にそれはやらんと思うけどね。

 

1946年 金融緊急措置令および日本銀行券預入令