経済崩壊は突然に・・・

 米国経済は強い・・・?

確かにNYダウを眺めているとコロナ騒動が落ち着いて上昇に転じたように見えなくもないね。落ちそうで落ちない。

 ならば買おうか?

 

NYダウの上昇は続くのか・・・

 ご御冗談を。そんな勇気はありません。世界は債務の海にズブズブと溺れ沈み込んでいるのに、株式など手を出す気にはなれません。尤も超短期で逃げ足の速い方なら止めはしませんが。

 

 ここ最近は金銀の上昇が止まりません。激しく動きながら上がっています。なぜなのか?

 世界の債務残高総額は一体いくらなのか・・・正確に答えられる方がいるでしょうか? 一説には330兆ドルとか。円換算で え~、と

5京円弱ですか。 加えてデリバティブ残高総額は、3,000兆ドルという話もあるんですよ。 45京円ですかそれ。

  この金額って、世界経済が木っ端微塵になり得る額ですよね。デリバティブの1割が焦げ付いただけでも、4京円超。もうどう表現したらいいのか。

 

 人類は、人類が編み出した”紙幣”を本物のお金だとしてきました。1971年ニクソンが米ドルとキンの兌換を突如停止した瞬間、ブレトン・ウッズ体制は崩壊して、紙幣はキンの呪縛から解放されて好きなだけ刷り散らかすことが可能になりました。

 量的緩和のし放題になったんですよね。逆に言えば1971年までは世界はキンとの繫がりを保持していた。真っ当な金融政策が行われていた とも言えます。

 

兌換紙幣は不換紙幣へ

 

 金本位制を放り投げた時から紙幣の爆発が始まりました。そして先に上げた通り、債務の海に溺れる状況に陥った。人類は量的緩和という麻薬に手を出しまくって、これからその強烈な副作用に襲われます。

 

 金融引き締めに舵を切れば金利暴騰で経済は死にます。緩和を続ければいずれハイパーインフレに襲われて不換紙幣は死にます。どの道世界経済は崩壊の淵に立たされる。

 米ドルさえ握っていれば助かる。生き残れる という時代は終わりました。

 金銀の上昇の背景はこれだと思いますよ。

 未来は神のみぞ知る・・ ですが、私は¥30,000/gを抜けていくと思っています。

 銀については、金銀比価が適正とは言えない水準だと思いますので、金以上の上昇を演じると思っています。

 

金:銀の適正比価は 15:1・・・?